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今日も世に出る、新商品 違いはどこ?
by tad_yoshida
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幼児1.67ヘルツ…人命探査装置が鼓動に反応する周波数

【誰が言った?】東京消防庁か

【それは何?】
▲新潟県中越地震で、長岡市妙見町で土砂に埋まっていたワゴン車内から2歳の優太
 君を救出
▲助けたのは、東京消防庁のハイパーレスキュー隊
▲電波人命探査装置「シリウス」が役立った
▲この装置は西ドイツ・セレクトロニク社が開発(もともとは医療器具だった)
▲アンテナから放射した電波と、反射して返ってきた電波の波形を比較。電波
 は、動かないものに反射して返ってくると、発信時と同じ波形のまま。動くものに
 反射すると、波形にズレが生じる。がれきや土の中に向け送受信機から電波を発信
 すると、生き埋め被災者の心臓や肺の動きに反応して電波が反射し、コンピュー
 タに表示される
▲鼓動の反応は、大人1.00〜1.33Hz、乳幼児1.67Hz、ねずみ21.67Hz
▲価格は1システム3,000万円(シリウス2)

幼児1.67ヘルツ…人命探査装置が鼓動に反応する周波数_b0024838_15204595.jpg【ひとこと】まずは救出できて良かった。この装置を含め、いろんな要素が重なって奇跡的に助かったようだ。「シリウス」は、心拍および呼吸を検知できるため、人間か動物か、何人いるか、成人か子供か、身体の衰弱具合まで判別できるとか。セットアップに5分、操作開始後30秒から1分で生存者の有無と生存場所が特定できる。阪神淡路大震災の救助活動を総括し1996年にまとめられた「レスキューロボット機器研究会報告書」(1.)でも、このセレクトロニク社装置が適切と報告されています。シリウス2は、探索範囲が配置場所から20m以内だがパラボラアンテナで最大90mの距離を探せる機種もあるとか。敏感な装置なので、読み取りが難しいとの記事(毎日)もある。日本で救出に成功したのは初めて…。優太君の父ちゃん、コレからだ!

【メディア&ネット記事】
1.レスキュー活動における生存者探索技術
2.ハイパーレスキュー隊

【記事源】
産経朝刊10/28
フジサンケイ・ビジネスi 10/28
by tad_yoshida | 2004-10-28 14:50 | 人間
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